“塩漬け用地”に6割 茨城県が最終補正予算案
茨城県(橋本昌知事)は3月4日、開会中の第1回定例県議会に2012年度最終補正予算案を追加提出しました。
一般会計の補正額は432億4500万円。補正後は1兆1672億円になる見込みです。
補正額の6割近い248億2400万円が、県や県開発公社、県土地開発公社などが抱える“塩漬け用地”の負債償還や破たん処理に投入されます。
県開発公社が需要見通しもないままに乱造した工業団地は、広大な売れ残りを抱えています。
県はこうした「保有土地」対策事業に、2012年度当初予算で126億円を計上してきました。
今回補正と合わせると、374億円余の県民の血税が“負の遺産”を処理するだけの事業に消えることになります。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2013年3月6日付より転載。本会議および予算特別委員会の模様は茨城県議会インターネット中継(Windows Media Playerのみ対応)、「いばキラTV(USTREAM)」でもご覧いただけます。)