医療の制度改革を 県医師会と共産党が懇談 茨城

日本共産党茨城県委員会の田谷武夫委員長と大内久美子県議は1月8日、水戸市の茨城県医師会を訪れ、日本の環太平洋連携協定(TPP)参加問題などについて、県医師会の齋藤浩会長と懇談しました。
先の総選挙を茨城3区候補としてたたかった小林恭子氏(党県委員)が同席しました。

県医師会の齋藤会長(右)と懇談する田谷党県委員長、大内県議、小林氏=8日、水戸市

県医師会の齋藤会長(右)と懇談する田谷党県委員長、大内県議、小林氏=8日、水戸市


田谷氏は、昨年行われた党演説会での来賓あいさつや懇談に応じてくれた齋藤会長に感謝の意を述べました。
齋藤氏は総選挙を振り返り、「明確な考え方を打ち出しているのはみなさんの党だけ。他の党は、かなりあいまいな事を言っている」と述べた上で、小泉政権以来、市場原理主義が強化されてきたことに強い危機感を表明。
「TPPは形を変えた戦争だ」と指摘しました。
また、齋藤氏は医療制度について、「『少子・高齢化だから、医療費を抑制する』というのは相当レベルが低い政策。市場原理に委ねるのではなく、もっといい制度を」と力説。
安倍首相が「村山談話」や「河野談話」を見直す動きをしていることについては、「不要なトラブルを招くだけだ」ときびしく批判しました。
田谷氏が「今後とも協力・共同の輪を大きく広げたい」と述べると、齋藤氏も賛意を表明しました。
「しんぶん赤旗」 2013年1月9日付より転載)

おすすめ