新春随想 「生きる」こと励ます 党茨城県政策委員長 高橋誠一郎

「選挙お疲れさまでした。自民党の2千万円スクープの記事、どのように調査報道をされているか赤旗記者さんを紹介していただけませんか」─。

候補者としてたたかった昨年の総選挙直後、かつて私が赤旗記者時代につながりがあった一般紙の記者からメールが入りました。

裏金スクープをはじめ、「赤旗」の報道を勉強させてほしいというもの。衆議院で与党を少数に追い込んだ「赤旗」に他紙が注目し、新しい読者も増えていることで期待を再認識しました。

同時に、自民党の“大政治犯罪”を厳しく追及する共産党の姿はもちろん、もっと党そのものを知ってほしい─。初めての選挙をたたかい、私の大きなテーマになっています。

「自民党がひどいのは分かる。だけどどの党に託せるか」との模索に応える提案が共産党にはあります。昨年末にはつくば市で県内初の「双方向まちかどトーク」に取り組みました。政策にとどまらず、党の歴史や未来社会への展望など、文字通り「党そのもの」を語り広げたい。

昨年30歳になり、参院選では全国最年少の予定候補になります。自己責任論が吹き荒れ、「失われた30年」と共にあった世代として一番伝えたいのは、政治を変えて一緒に生きることを励ますメッセージです。

(「しんぶん赤旗」2025年2月1日付より転載)

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