百里基地 「基地強靭化」に監視必要 塩川鉄也議員、岩渕友議員ら調査

日本共産党茨城県委員会(上野高志委員長)は8月2日、塩川鉄也衆院議員と岩渕友参院議員、江尻加那県議、衆院予定候補や県内市町村議員など21人で、航空自衛隊百里基地(小美玉市)へ視察調査に入りました。

岸田内閣がすすめる基地強化の実態や、住民への影響など、百里基地の松浦知寛司令から事前に伝えた質問への回答を受け、再度、参加者からも質問や要望を出しました。

基地強靭化の施設整備では、300~500億円の予算で、191施設が建て替えと改修の対象になっていることを確認。百里基地では、米軍B52核爆撃機との共同訓練が2020年以降10回あり、外国軍隊(豪・英・仏など)との訓練は、2022年3月から4回行われてきました。

他国との共同訓練について、松浦司令は「周辺国の能力強化に合わせて、日本の能力も高めることが目的」と説明しました。
戦闘機用の隠ぺい施設などの予定地は、バス車中からの見学となりました。

塩川氏は、「B52との共同訓練で戦術技量を向上させるというのは、自衛隊が核抑止論に立っているということ」で、「戦争国家づくりそのものだ」と批判。「今後も党や運動団体による基地監視や調査は継続的に必要」と参加者と確認しました。

(「しんぶん赤旗」2024年8月3日付より転載)

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