戦争準備は環境破壊 茨城・日立で母親大会

第63回茨城県母親大会が7月7日、茨城県日立市で開かれ、442人が参加しました。

開会あいさつで大吉政枝実行委員長は、憲法12条で憲法が保障する自由や権利が、国民の不断の努力で保持されることにふれ、「私たちの運動こそが不断の努力に他ならない」とし、「受け継がれてきた母親運動を次の世代に渡せる大会にしたい」と語りました。

記念講演では、武本匡弘氏(プロダイバー・環境活動家・NPO法人気候危機対策ネットワーク代表)が、「海の中から地球が見える」と題し講演。サンゴの海が20年でがれき化した実態を示しました。

サンゴのがれき化は、地球温暖化や海洋プラスチック問題以外にも、辺野古の基地建設のための土砂投入なども原因になっていることを示し、「戦争の準備段階から環境を壊している」として、「気候危機も平和の危機も同じ。原発や軍事行動など全てがつながっている」と強調。
「生活者として社会を変える自覚を持とう」と訴え、「命よりもお金、経済優先の政治にNOの声を上げ続けていこう」と力説しました。

大会では、食料や医療、原発、ジェンダー問題など、7分科会が4年ぶりに開催されました。

(「しんぶん赤旗」2024年7月10日付より転載)

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