統一協会ダミー団体に会場貸すな 茨城・土浦市が正式許可

統一協会(世界平和統一家庭連合)のダミー団体として知られる「世界平和女性連合(WFWP)」が、6月末から8月にかけ、信者を増やす狙いで、女子留学生を対象にした日本語弁論大会を全国的に開き、茨城県では7月13日に土浦市で開かれることが明らかになっています。

6月27日に市民が市に問い合わせたところ、会場として土浦市の「二中地区公民館」の貸し出しを正式に許可したことが分かりました。
市は、「世界平和女性連合と(統一協会の)設立者(文鮮明)は同じだが、平和事業や入学生の支援などにおいて関連性は示されず、ダミー団体とは言えない。申請内容を確認したが問題となることはない」と、許可したことを明らかにしました。

日本共産党の古沢喜幸・土浦市議が、6月10日の定例議会の一般質問で、「統一協会がどれほど多くの人たちを苦しめてきたのか。自治体が統一協会に手を貸すようなことはしてはならない。公共施設の貸し出しは取りやめるべきだ」と市の姿勢を批判し、責任をただしていました。

(「しんぶん赤旗」2024年7月6日付より転載)

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