勝田駐屯地が夏休み子どもキャンプ 陸自に中止申し入れ

日本共産党茨城県委員会と茨城県平和委員会、新日本婦人の会茨城県本部は6月28日、ひたちなか市の陸上自衛隊勝田駐屯地の司令に対し、県内の小学生と親を対象とした「夏休み子どもキャンプ」(自衛隊駐屯地が募集し、7月20日から1泊2日で開催予定)について、実施中止を申し入れました。

計画されているキャンプは、駐屯地内で自衛隊のテント設営や飯ごう炊さんなどを行うと案内されているだけの内容です。

昨今、自衛隊志願者が減少する中で、日本の自衛隊が戦争する軍隊へと急速に変貌しようとしている時に、小学生の頃から自衛隊を身近な存在にし、興味や親近感を持たせることで、後に入隊へつなげたいという意図がうかがえます。

申し入れの際、募集70人に対して倍以上の申し込みがあることや、約30年以上前から取り組まれていることが分かりました。しかし、キャンプの目的や実施内容の詳細を聞いても、総務部長は「今は答えられない」と繰り返すだけでした。

平和委員会の篠原睦事務局長は、「自治体の広報誌を使って広く募集をかけている問題であり、今後は各議会でも取り上げていく必要がある」と振り返りました。

(「しんぶん赤旗」2024年7月3日付より転載)

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