国保税18歳以下は全額減免 政治資金疑惑解明へ意見書 取手市で実現 茨城
茨城県取手市議会で3月21日、2024年度第1回定例議会が最終日を迎え、「国保税18歳以下ゼロ」が実現しました。
日本共産党市議団は長年、住民の「高すぎる国保税引き下げを」という願いに応え、取手地域社会保障推進協議会などと連携し、請願署名など粘り強い運動を議会内外で続けてきました。
18年度は県内初、国保税18歳以下の半額減免、22年度は18歳以下の第1子半額、第2子以降の全額減免へと引き下げが実現する中で、「44億円の国保基金を活用し、すぐにでも18歳以下の全額減免はできる」と議会論戦を繰り広げました。また23年12月議会では条例提案も行い、24年1月の改選時にも公約として掲げていました。
今回上程された議案は、国保税の18歳以下全額減免(減免合計額予算2,500万円)と合わせて、妊産婦の国保税減免措置が拡充(予算204万円)され、子育て世代の負担軽減を図る内容になっています。
日本共産党の遠山ちえ子市議は、賛成討論で「加入者の方からも強く求められ、昨年12月には全員賛成の決議もあげ、党としては条例提案も行った経緯の中、うれしく受け止めている。さらに国保基金の還元策が求められている」と指摘しました。
政治とカネの問題が深刻な中で、共産党が提案した「政治資金規正法違反に係る疑惑を解明し、法改正を求める意見書」も全員賛成で可決されました。
(「しんぶん赤旗」2024年3月23日付より転載)