マイナンバー事業の中止を 中庭由美子市議が反対討論 水戸市議会

6月27日に閉会した水戸市議会第2回定例会で、日本共産党の中庭由美子議員は、岸田文雄政権が進めるマイナンバーカードの推進にともなう市予算の増額に反対し、事業の中止を求めました。

中庭氏は、政府のマイナポイント付与期間の延長で、窓口経費の増額分として1,496万円を追加補正する議案に反対討論し、「市でもマイナポイントを他人に付与するなど、トラブルは底なし状態だ」と指摘。
「マイナカードの取得や各種情報のひもづけはプライバシー侵害の危険を高める」として、事業そのものの中止を求めました。

また、JR水戸駅北口の再開発事業にともなう市道路線の廃止が、マンションや商業施設建設を進める事業と一体のものだとして反対を表明。
これらの事業を大手ゼネコンが進め、総事業費104億円のうち39億円を市が負担するものだとし、「マンション建設に多額の補助をする必要はなく、同じ住宅をつくるなら、老朽化した市営住宅の改築こそ行うべきだ」と求めました。

(「しんぶん赤旗」2023年6月28日付より転載)

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