中学校給食 来年度から無償化へ 共産党要求実る 田中真己市議「小学校も」 水戸
水戸市の高橋靖市長は12月12日の市議会本会議で、物価高騰にともなう家計の負担軽減などから、来年度から期限を設けず市内中学校の学校給食費を無償にする方針を明らかにしました。
日本共産党の田中真己市議が9月議会で無償化を求めていたもの。江尻加那県議も県議選で公約として掲げ、一部が実現しました。市は今後、無償化にあてる予算の財源確保について検討し、来年4月の一般会計当初予算案に盛り込む方針です。
田中氏は13日の市議会代表質問で、「中学校給食の無償化は大きな前進だ」としつつ、県内をはじめ県庁所在地では青森市で小中学校双方で実現しているとして、「小学校も中学校と同時に無償化すべき」と求めました。
市長は、「段階的な施策の拡充を図りたい」と答弁。保育所利用者負担金の無償化や、小中学校の入学準備金への支援についても今後検討する考えを示しました。
田中氏は、「市の子育て支援を大胆に拡充すべき」と主張し、小学校給食の無償化を重ねて要望。子ども医療費や保育料の無償化についても強く求めました。
(「しんぶん赤旗」2022年12月15日付より転載)