東海第2原発の再稼働阻止 願い託して 藤野保史氏が川崎あつ子候補応援 東海村

日本共産党の藤野保史前衆院議員は12月8日、茨城県議選(11日投開票)で自民現職と一騎打ちとなっている東海村区(定数1)で、共産党の川崎あつ子候補の応援に駆け付け、東海村に立地する日本原子力発電東海第2原発の再稼働ストップとエネルギー政策の転換を呼びかけました。

藤野氏は、岸田文雄政権が新増設や再稼働など、原発回帰を公然と打ち出す中でたたかわれる重要な選挙戦だと力説し、「30キロ圏内に94万人もの人口を抱える原発は全国で東海第2だけだ」と指摘。

避難計画の不備を理由に東海第2原発の運転差し止めを命じた水戸地裁判決に言及し、「すでに完成していたアメリカのショアハム原発は、実効性ある避難計画ができない理由で廃炉に追い込まれた。党派の違いを超えて、東海第2再稼働ストップを川崎さんに託してほしい」と訴え。

欧州で広がる営農型太陽光発電など、再生可能エネルギーの取り組みに触れ、「低すぎる食料・エネルギー自給率の向上に貢献する、希望ある道を東海村から踏み出そう」と呼びかけました。

川崎候補は、福島原発事故の教訓をふまえれば東海第2の再稼働は許されないと力説。「知事が決断すれば原発は止められる。県民と力を合わせて、再稼働ストップヘカを尽くす」と訴えました。

(「しんぶん赤旗」2022年12月9日付より転載)

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