原発・平和…対決点は鮮明 憲法9条守り、再稼働許さず 大内くみ子候補 茨城選挙区
6月22日に公示された参院選。
茨城選挙区では第一声から、平和でも原発でも、候補者の対決点が明瞭になっています。
憲法問題をめぐり、元県議の自民新人(54)は、ウクライナ侵略に乗じた改憲をけしかけ、「国民の9割以上が、自衛隊の皆さんを国で一番信頼がおける国家機関だと言っておりますので、(改憲は)決してハードルも高くない」と主張。
「緊急事態法の整備も行っていく。憲法『改正』はまさに急務」、「軍事費アップ、GDP比2%に上げる予算をどこから持ってくるか」と露骨です。
日本原子力発電東海第2原発(東海村)をめぐり、主要候補で再稼働ストップ、廃炉を明言したのは日本共産党の大内くみ子候補のみ。
昨年の県知事選で、NHKが行った世論調査では、県民の66%が東海第2原発の再稼働に反対しています。
「昨年3月、水戸地裁は『運転してはならない』と判決を下しました。私も裁判の原告の1人。再稼働させてはならないという、幅広い県民の代表として働かせてください」と大内候補は力説します。
憲法9条の改定による戦争する国づくりを許さず、原発のない安全な社会ヘ─。選択肢は明確です。
(茨城県・高橋誠一郎)
(「しんぶん赤旗」2022年6月24日付より転載)