「今こそ9条が大切」の声を 茨城・日立で憲法講座 飯田美弥子弁護士語る

茨城県日立市で2月26日、弁護士の飯田美弥子さんが落語調で語る「憲法連続講座」(第1回)が開かれました。

飯田さんは、岸田文雄政権による敵基地攻撃能力の保有の動きを、「米国のために日本が攻撃にさらされる危険が高まる」と批判。
ユーモアを交え、「子どもたちに平和を。改憲阻止へ声を上げよう」と呼びかけました。

飯田さんは、幸福追求権を定めた13条が憲法の中核だと指摘。
スポーツを引き合いに、「私はマラソン競技で『お金を出すから走れ』なんて言われても走ろうとは思わないが、それぞれ自分は幸せだと思いながら走っている。その人の幸せに他人も国家も文句を言わないのが幸福追求権であり、個人の尊厳原理だ」と語りました。

また、戦争が人権にとって最悪の脅威と見抜いている点が日本国憲法の先駆性だと指摘。
ロシアのウクライナ侵略について、「どんな口実であれ武力はいけないという国際協調主義で解決するのが9条の精神。今こそ9条が大切だという声を上げなければいけない」と力を込めました。

県平和委員会とうぶすな法律事務所が主催。全4回の講座で、飯田さんが講師をつとめ、動画投稿サイトYouTubeでも公開されています

(「しんぶん赤旗」2022年3月4日付より転載)

「憲法連続講座」はこちらからご覧頂けます

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