「社会進歩に寄与した先人」冊子に 茨城の党文化後援会

茨城県の日本共産党文化後援会はこのほど、冊子『社会進歩につくした茨城の先人たちに学ぶ』(続編)を発行しました。昨年1月に発行された第1集の続編で、日本共産党歌人後援会代表世話人の奈良達雄さんが執筆したものです。

冊子では、自由民権運動に連帯して民衆の立場から風刺画を描いた天才絵師・河鍋暁斎など、10編にわたり茨城の先人の功績を紹介しています。

その中には「わが青春つきるとも」の映画化が進む伊藤千代子の恩師・安井てつ(古河市出身)も含まれています。1928年当時、東京女子大学の学長だったてつは、共産党弾圧の三・一五事件で検挙された学生を励ましました。

田中重博党県後援会長(茨城大学名誉教授)は、「映画で竹下景子さんが演じる安井てつをはじめ、茨城の多彩な人物を発掘し的確に評価しておられ勉強になります。参院選と県議選の年、ぜひ多くの人に読んでほしい」と話しています。

冊子はA5判フルカラーで36ページ。

また、党県後援会は8日(火)にZoom配信で『漫画・伊藤千代子の青春』の著者、ワタナベ・コウさんの記念講演を行います。

問い合わせは党県後援会=メールフォーム または電話 029(353)8290まで。

(「しんぶん赤旗」2022年2月3日付より転載)

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