百里基地にオスプレイ 初飛来に抗議「訓練中止を」
陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)に「暫定」配備されている輸送機V22オスプレイが8月26日、茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地に初めて飛来し、基地前では抗議の声が上がりました。
北関東防衛局によると、百里基地に飛来したオスプレイは、機体の姿勢や高度を計器に頼り進入する訓練を実施しました。
基地前では訓練への抗議行動(百里基地反対連絡協議会主催)が取り組まれ、約60人が参加。
日本共産党と社民党、新社会党の代表らが参加し、共産党の江尻加那県議は、「地元の区長からも反対の声が上がっており、連帯して抗議の声を上げたい」とあいさつしました。
「百里基地反対同盟」の梅沢優さんは、「地域は昼も夜も騒音に悩まされており、さらにオスプレイの危険がのしかかる。訓練は何としてもやめてほしいというのが住民の願いだ」と抗議。
県農民連の村田深さんは、「事故が起きて住民が犠牲になっていいのか。絶対に容認できない」と述べました。
(「しんぶん赤旗」2021年8月27日付より転載)