茨城県南水道企業団の水道料大幅値上げ 市民団体が中止要求
茨城県龍ケ崎市、牛久市、取手市と利根町で構成する茨城県南水道企業団(企業長・藤井信吾取手市長)が2022年度、水道料金の大幅値上げを検討している問題で、「水道問題を考える会」は6月28日、値上げ中止などを求める請願署名6,792人分を、佐藤隆治・企業団議会議長あてに提出しました。
日本共産党の伊藤悦子龍ケ崎市議、北島登牛久市議、関戸勇取手市議が同席。企業団の秋田浩樹事務所長が応対しました。
企業団は昨年12月、来年度に現行の23%、26年度に現行の34%の値上げが必要だとする「水道運営審議会」の答申を受けました。
請願は値上げ中止のほか、▽県との契約水量の見直しと県水の値下げ▽国に施設更新などへの補助率を上げるよう求める─ことも要求しています。
参加者は、「東京・千葉から移住した人から『料金が倍だ』という声もある。水道なしには暮らせず、値上げはやめてほしい」と求めました。
秋田事務所長は、「(地域に)説明する」と応じました。
(「しんぶん赤旗」2021年7月9日付より転載)