県産廃処分場の整備撤回を要求 連絡会が陳情 茨城・日立

茨城県が日立市諏訪町に計画する産業廃棄物最終処分場の整備をめぐり、「県産業廃棄物最終処分場建設に反対する連絡会」(荒川照明代表)は2月26日、計画の撤回を求める「陳情」を3月定例県議会に提出しました。
市民5人が参加し、日本共産党の千葉達夫市議も同席しました。

「陳情」は、▽自然・生活環境悪化や風評被害につながることから、県知事に断念するよう働きかける▽処分場建設の議案等は否決する▽県から市への説明会は十分な日数を確保する─など5項目。
「落ち着いた生活の確保は日常生活を営む上で欠かせない」として撤回を求めています。

提出後、連絡会のメンバーらは県廃棄物対策課に対し、住民合意のない段階での調査や設計を行わないことなどを大井川和彦知事宛てに要求しました。

県は3月6日、13日に住民説明会を開催し、17日には市議会で調査特別委員会が開かれる予定です。

荒川代表は、「17日の市議会で決められるのではないかと危機感を感じる。問題が山積しており、整備を止めなければならない」と話しています。

(「しんぶん赤旗」2021年3月2日付より転載)

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