「原発いらない」「ハロウィーンでやろう」 官邸前抗議行動に呼応
毎週金曜日、首都圏反原発連合の呼びかけで取り組まれている首相官邸前の抗議行動。10月26日夕方の行動に呼応して、首都圏各地で「原発なくせ」「再稼働反対」をアピールする多彩な行動が展開されました。
茨城・東海村 「東海第2、今すぐ廃炉」
日本原電東海第2原発を抱える茨城県東海村では、JR常磐線東海駅東口に約30人が集まり、「東海第2、今すぐ廃炉」「原発いらない、電気は足りている」などの唱和を響かせました。
参加者らは交代でマイクを握り、25日夜に行われた東海村議会原子力問題調査特別委員会の意見聴取会で、東海第2原発の再稼働反対や廃炉を求める声が圧倒的多数だったことを紹介しました。
そのうえで、「日本原電は3・11の際、津波を受けても大した被害がなかったかのように装っているが、福島第1原発同様の大惨事になるところだった。原電はこれを説明しようとしていない」「東海第2で事故があったら、重症心身障害児(障害者)をどう避難させればいいのか」「福島では家があっても高い放射線量で戻れない。こんなことが許されていいのか」など、原発ゼロと東海第2原発の廃炉を訴えました。
日本共産党の川崎篤子村議も参加してあいさつしました。
水戸 原子力の日に 原発ゼロ決意
水戸市の日本原電茨城総合事務所が入居する県開発公社ビル(県庁舎北側)前では、13回目の行動に約60人が集まりました。
マイクを握った男子学生は、「学内だけでなく、もっと外に目を向けていかなければと参加した。お母さんたちが多く来ていることに感銘した。これからも反原発を訴えていく」と述べ、参加者から大きな拍手を受けました。
参加者は全国50基すべての原発を廃炉にしようと、一人ひとりがもつキャンドルライトを各原発に見立て、「○○原発廃炉」とシュプレヒコールをあげながら消し、「日本に原発いらない」の意思を示しました。
日本共産党の大内久美子県議も発言し、「今日は、1963年に東海村で国内初の原子力発電が行われたことで制定された『原子力の日』です。茨城から始まった原発。今度は原発ゼロを茨城から全国に」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2012年10月28日付より転載。今後の予定については「脱原発ネットワーク茨城」のページ、「原電いばらき抗議アクション」のツイッターなどをご覧下さい。)