筑波大 現職学長再任 公開・公平性欠くと批判の声

筑波大学の民間有識者や教職員で構成する「学長選考会議」は10月20日、次期学長に現職の永田恭介学長を再任しました。文部科学相の任命を受けて2021年4月に就任する段取りです。
筑波大学は4月に学内規定を改定し、最長6年だった学長の通算任期と再任回数、常勤の教職員による意向調査投票を廃止。学内から「学長選考が公開性と公平性を欠いている」と批判が上がっていました。
学長選考には永田氏と松本宏教授が立候補。意向調査に代わる「意見聴取」では松本氏が大幅にリードしていたのに、永田氏を選出したものです。
「筑波大学の学長選考を考える会」は21日、「緊急声明」を発表し、「永田学長再選に反対すると同時に、今後も学長選考プロセスに関する情報公開と問題の責任追及を継続していく」としています。
(「しんぶん赤旗」2020年10月22日付より転載)

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