東海第2原発の安全対策を検証 茨城県の独自チーム
日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の安全対策について、県が独自に検証を行う17回目の「東海第二発電所安全性検討ワーキングチーム」(古田一雄主査・東京大学大学院教授)が10月21日、水戸市内で開かれました。
津波対策や機器を長期間使用したことによる劣化への対応などを審議。
原電側は、防潮堤の接合部をつなぐ「止水ジョイント」と呼ばれる部品の耐久性について説明しました。
取り換えが困難となっている原発構内の電気ケーブルについては、一部を燃えにくい難燃ケーブルに交換するとしながら、取り換えで安全上の課題が生じる部分は「難燃シート」で対応するとしました。
県民から8年間停止している東海第2原発を動かすことへの懸念が出ており、委員からは運転員の技能をどう保持しているか、今後原電に説明を求めたいとする意見も出ました。
(「しんぶん赤旗」2020年10月23日付より転載)