コロナ対策に155億円 茨城県が補正予算案
茨城県の大井川和彦知事は8月27日、新型コロナウイルス対策として155億400万円の補正予算案を発表しました。
来月4日に開会する県議会に提案されます。
大井川知事は、感染者が発生した飲食店などの利用者に通知するシステム「いばらきアマビエちゃん」をめぐり、店舗にシステムへの登録を義務付け、従わない場合は県の指導などを経て店名を公表すると定めた条例案を提出。
店名公表は事実上の罰則で、批判の声が上がっています。
介護・障害福祉施設への支援として衛生用品の購入や面会室の改修などの感染症対策に57億300万を盛り込みました。
大井川知事は、9月までに1日のPCR検査数を1,100件に増やすとしていましたが、今回予算化されたのは1日467件分のみ。
さらなる検査体制の拡充が求められます。
このほか、児童生徒の健康管理や校内の消毒作業などに従事する「学校サポーター」の配置に2億2100万円を計上しました。
(「しんぶん赤旗」2020年8月29日付より転載)