運転差し止めで事故防げ 東海第2原発訴訟結審 2021年3月判決 水戸地裁

日本原子力発電(原電)東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働をめぐり、東京都や茨城県などの住民ら224人が原電を相手取り、運転差し止めを求めている裁判が7月2日、水戸地裁(前田英子裁判長)で結審しました。

約8年におよぶ審理が終わり、来年3月18日の午後2時半に判決が言い渡されることが決まりました。

この日の裁判では、原告側の代理人弁護士や原告団共同代表らが最終陳述しました。
鈴木裕也弁護士は、原子力災害時に、放射線による影響緩和などを定めた国際基準「深層防護」の考え方が徹底されなかったことで、福島原発事故が深刻になったと指摘。
東海第2原発の新規制基準への適合性審査の過程で「『深層防護』が徹底されているかの観点で審理判断を求める」と訴えました。

海渡雄一弁護士は、「運転を差し止める判決を言い渡すことこそ、福島原発事故のような災害の再発を防ぐための司法の使命だ」と強調しました。

原告団の大石光伸共同代表も訴えました。

(「しんぶん赤旗」2020年7月3日付より転載)