政権合意 今こそ 原発止めるためにも 前東海村長 村上達也さん

村上達也さん

村上達也さん


安倍政権は、日本会議をバックにした戦前回帰の民意無視の政権です。
新型コロナウイルスをめぐる対応でも、専門家の意見を聞かず、内閣の中ですら議論せずに公立学校の一斉休業を決めてしまった。
安倍首相自身が存在感を誇示しようとしたものです。
次の選挙で安倍政権を倒さないと、日本は取り返しのつかない奈落の底にまで落ちていきますよ。
エネルギー分野でも、石炭火力発電に固執する日本は世界から完全に立ち遅れています。
東日本大震災と福島原発事故による惨状がありながら、安倍政権と電力事業者は今後も原発に依存しようとしている。
東海第2原発(茨城県東海村)再稼働の動きはその象徴でしょう。「古い原発が動くのだから大丈夫」となりますから。
原発を止めるためにも安倍政権を倒さないといけません。
日本共産党の「野党連合政権」構想が唯一の選択肢だと思います。
野党が一つにまとまって政策協定を結び、国民に分かりやすく示していけるかどうかが大切です。
共産党が幅広く、他党と連携しようと必死に努力していることも非常に高く評価していますよ。
国民全体が幸せになれる、民主的で新しい日本の実現に向けて頑張ってほしいです。

村上達也さん
1943年生まれ。97年から2013年まで東海村長。
現在、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める茨城県市民連合」共同代表。
(「しんぶん赤旗」2020年3月8日付より転載)

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