百里基地 夜間・早朝訓練中止を 住民が抗議と要請 茨城
茨城県の百里基地反対連絡協議会(百里連協)は10月13日、百里基地での夜間、早朝帯の飛行訓練中止を求める申し入れを基地正門付近で行いました。
基地開設以来、「夜間の訓練はこれをしない」という申し合わせを反故にする訓練実施について、昨年も同様の申し入れを行っています。
基地司令は、「午後10時から午前6時までの訓練は行わない」と答えたにもかかわらず、再び訓練計画を関係自治体に通知したことに、地域住民や諸団体の怒りの抗議行動となりました。
百里基地反対同盟や茨城平和擁護県民会議、茨城県平和委員会、農民連茨城県連合会、社民党、新社会党、日本共産党など7団体・約50人が参加。
「戦闘機訓練による騒音は爆音。爆音被害を夜間、早朝にまき散らすことは許されない」、「ゆっくりと体を休める時間帯の戦闘機の爆音、平穏な生活を脅かす行為はやめるべきだ」など、周辺住民を犠牲にする迷惑行為はあってはならないと怒りの声が上がりました。
日本共産党からは、川井ひろ子前鹿嶋市議(衆院茨城2区予定候補)や江尻かな県議が連帯のあいさつを行いました。10月13日の抗議行動を前に、11日には百里連協が小美玉市など関係自治体に要請を行っています。
(「しんぶん赤旗」2023年10月27日付より転載)