住民合意なき工事を許すな 東海第2原発 工事調査
東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働に向け、日本原子力発電(原電)が工事を進める中、東海第2原発の再稼働に反対する東京都や茨城県内の住民ら約30人が2月15日、東海テラパーク(原電施設)で工事の進行状況などを調査しました。
原電は、2022年12月までの工期で、東海第2原発の防潮堤建設や地下埋設物の撤去などの工事を推進しています。
原電の担当者は、防潮堤の建設について、くい打ち工事までは進んでおらず試掘の段階で、本格着工は今年4月以降になるとの認識を示しました。
調査後の集会で、東海村の村上達也元村長が「原電にはアキレスけんがたくさんあるが、資金の問題は大きい。再稼働の動きを追及していくことが必要だ」とあいさつしました。
村内では、一連の工事で森林伐採や騒音などを懸念する声が上がっており、「自然環境を守る運動としても広げていく必要がある」「住民合意のない工事は許されない」などの意見が上がりました。
(「しんぶん赤旗」2020年2月21日付より転載)