東海第2差し止め訴訟 未来のための判決を 原告が陳述 水戸地裁

日本原子力発電が再稼働をめざす東海第2原発(茨城県東海村)をめぐり、住民らが運転の差し止めを求めている裁判が1月10日、水戸地裁(前田英子裁判長)で開かれ、原告側が尋問に立ちました。

「願いは子や孫たちに平和で安心して暮らせる世界を残したい」と訴えたのは、東海第2原発から約3.9kmに住む相沢清子さん(78)。
1999年9月のJCO臨界事故や福島原発事故を体験し、「自分には見えない放射能の恐ろしさを経験した」と陳述しました。

水戸市に住む花山知宏さん(42)は、「福島の事故は大きな傷として残り、心の奥底にしまっておきたい出来事だ」と語りつつ、子どもたちが被ばくしていないか毎日不安を感じていると事故直後の思いを述べ、「より良い未来のための判決を」と訴えました。

原告団長の大石光伸さん(62)は、生協の活動で関わっていた福島県内の牧場が、原発事故で「誰もいない牧場になってしまった」と声を絞りました。
その上で、日本原電の経営基盤の弱さなどを指摘し、「『事故はおよそ考えられない』と言いながらJCOや福島原発事故が起きた」と述べ、原子力事業者の姿勢を批判しました。
次回は今月31日午前10時から。

(「しんぶん赤旗」2020年1月11日付より転載)