高橋市長は再稼働反対を 土田市議が表明求める 水戸市議会
3月12日の茨城県水戸市議会第1回定例会で日本共産党の土田きよみ議員が代表質問に立ち、高橋靖市長に対して東海第2原発(東海村)再稼働の反対表明を迫りました。
水戸市は、同原発再稼働の前提となる「事前了解権」を持つ原発立地周辺6市村の一つ。
土田議員は、高橋市長がこれまで再稼働の是非について自らの態度を明らかにしてこなかったと指摘し、「日本原電が再稼働表明をした今こそ、市としての(再稼働ストップの)判断が求められる」と強調。同原発再稼働反対の意思表明を強く求めました。
高橋市長は、先月28日に行われた6市村の会合で日本原電の村松衛社長に対し、「一自治体でも納得しなければ協議を続け、再稼働しないと確約させた」とし、市民の安全・安心できる暮らしを守る使命があると答弁しました。
また、27万人の市民の安全を確保する避難計画は現実的に不可能だとする指摘に対し、「実効性のある避難計画はもちろん、市民理解がない限りは(再稼働は)認められない」と述べ、実効性そのものへの明言は避けました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版2019年3月16日付より転載)