知事は東海第2再稼働反対を 茨城アクション実行委員会が県要請

原発いらない茨城アクション実行委員会は12月19日、東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働をめぐる問題で、茨城県の大井川和彦知事宛てに再稼働に同意しないことなどを要請しました。
要請は、同原発の30キロ圏内に96万人が暮らし、過酷事故が起きれば首都圏に壊滅的な被害を与えると指摘。県として再稼働には同意しないことなど5項目の要請書を県の担当者に手渡しました。
県担当者は、避難計画の策定が実効性のある段階にないと述べ、原子力防災体制を構築したうえで、県民の声を聞いていきたいと答えました。
参加者は、日本原電が同原発の「安全対策」として工事を進めていると指摘。「『安全対策』と言いながら、原電がやっている工事は再稼働に向けた中身そのものだ」と強く批判し、県として明確に反対すべきだと迫りました。
県担当者は、安全性に資する工事には反対する立場にないとの回答に終始し、「県が了解しなければ(原発施設を)運転に使うことはできないとしている」と述べるにとどまりました。
(「しんぶん赤旗」2018年12月20日付より転載)

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