原発審査をやり直せ 原発いらない茨城アクション実行委が抗議声明
原子力規制委員会が9月26日、日本原電東海第2原発の再稼働に向けた設置変更申請が新規制基準に適合するとした審査書を正式決定した問題で、脱原発を掲げた団体でつくる「原発いらない茨城アクション実行委員会」は同日、規制委に抗議する声明を発表しました。
声明は、審査書案が発表された7月以降、台風21号の強風と高潮でタンカーの衝突事故が起き、北海道では地震で大きな被害を受けたことに言及。これらの災害が東海第2原発周辺で発生した場合の危険性がパブリックコメントでも指摘されていると述べています。
そのうえで、パブリックコメントの締め切り後、原電が規制委に補正書を2度提出していることをあげ、「審査書案」そのものの不備を証明していると指摘。再稼働を認めるわけにはいかないとして、審査のやり直しを求めています。
(「しんぶん赤旗」【社会】面2018年9月27日付より転載)