「持続可能な農業は家族経営」茨城農民連が定期大会

農民運動茨城県連合会(茨城農民連)は8月5日、鉾田市内で第51回定期大会を開き、向こう1年間の活動方針を決めました。
採択された活動方針は農業や農民をとりまく情勢を分析。経営規模については「規模拡大を一律に否定する立場ではない。農家が自主的に決めること」と述べたうえで、「持続可能な農業は家族経営」と強調しています。
種子法廃止や環太平洋連携協定(TPP)11批准などを強行した安倍政権の農業つぶしを断罪。▽県農業予算を増額させる運動▽住民の命やくらし、農業基盤を危険にさらす東海第2原発再稼働ストップ▽戦争法廃止、改憲反対▽仲間づくりと要求運動の前進ーなどを呼びかけています。
討論では各代議員が積極的に発言。▽農民組合と産直組織が力を合わせて農業を守る活動▽単位組合の支部を活性化させる取り組み▽市議会で種子法の復活を求める請願を全会一致で採択させた運動の経験▽税金申告の取り組みーなどについて報告しました。
大会は役員選挙を行い、会長に岡野忠氏(67)、書記長に村田深氏(50)をそれぞれ再任しました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版2018年8月8日付より転載)

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