“性も人生も自分らしく” 茨城で国際女性デー集い 池内前衆院議員が講演
日本共産党の池内沙織前衆院議員を迎え「性も人生も自分らしく」と題した国際女性デー茨城のつどいが3月3日、茨城県土浦市で開かれました。主催は、新日本婦人の会や母親大会連絡会、県労連女性部などからなる同実行委員会。約60人の参加者には、女性デーにちなんでミモザの花が配られました。
池内さんは、衆院議員の2年10か月の間、性差別と性暴力問題に「執念をもって取り組んだ」と切り出し、自分の生い立ちから、性差別問題に関心を高めていった道のりを紹介。「男性が敵ではけっしてないんです。一方の性が特権をもってしまうシステムを変えたい」と訴えました。
講演後の質疑応答の時間では「レズカップルの友人から、子を持ちたいと相談を受けている。日本ではどうすればいいか」「婦人運動のなかで、LGBT(性的少数者)理解が深まらないのはなぜだと思うか」「セクシャルマイノリティーの当事者団体を立ち上げた。つながりを広めたい」などの質問・感想が出され、池内さんは時間いっぱいを使って回答しました。
大内くみ子参院茨城選挙区予定候補が参加し、「性虐待の問題は深刻。県議時代から取り組んでいるが、解決にむけ力を尽くしたい」と語りました。
会場には、「ネットで知った」など5人の男性も参加。市内から参加した男性は「話を聞けてよかった。人類史上最大の差別は男女の間にあると思う。男女差別をなくそうとすれば他の差別もなくしていけると感じました」と話しました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版2018年3月7日付より転載)