「平和の波」を多彩に 県原水協が講演会を開催 茨城

原水爆禁止茨城県協議会は9月9日、笠間市内で理事会を兼ねた講演会を開き、約40人が参加しました。
「核兵器禁止条約から核兵器のない世界へ」と題して講演した日本原水協の土田弥生事務局次長は今年7月に国連で採択された核兵器禁止条約の画期的意義を強調。条文を詳しく解説し、50か国が批准すれば発効されると述べました。
同時に▽同条約に敵対的態度をとるアメリカ、イギリス、フランスが共同声明を発表したこと▽被爆国、日本政府が条約を支持しないことに、被爆者らから怒りの声が上がっていることなどを紹介しました。
日本政府に条約への署名・批准を迫ることは▽「核の傘」からの離脱▽「核抑止」論の克服▽日米軍事同盟廃棄▽北朝鮮の核をめぐる問題の解決-をめざすうえでも重要になっていることを解明。各国政府に核兵器禁止条約への参加を求める世界同時行動「平和の波」が始まる9月20日を起点にした多彩な運動を呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版2017年9月10日付より転載)

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