作業員5人 核燃料の点検中に放射能汚染 茨城・大洗

日本原子力研究開発機構の大洗研究開発センター(茨城県大洗町)で6月6日午前11時15分ごろ、核燃料の点検作業をしていた職員ら5人に放射性物質が付着する事故が発生しました。負傷者はおらず、放射性物質の外部への漏えいもないといいます。
原子力機構によると、放射性物質を入れている袋が点検作業中に破裂。5人のうち3人は吸引したとみられ、鼻腔(びくう)内に最大24ベクレルの放射性物質の付着が確認されました。原子力機構は同日午後4時25分すぎ、作業をしていた部屋を立ち入り制限区域に設定しました。
汚染が発生した施設は「燃料研究棟」と呼ばれ、ウランやプルトニウムなどの放射性物質を使った研究が行われていました。
(「しんぶん赤旗」2017年6月7日付より転載)

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