茨城・つくば いがらし立青候補、滝口隆一候補、橋本けい子候補、山中まゆみ候補が第一声

茨城・つくば市 市民第一の市政へ いがらし市長候補が第一声

茨城県つくば市長選が11月6日に告示(13日投票)され、市民と野党が共闘して推す、いがらし立青(たつお)候補(38)=無所属新=が第一声をあげました。
日本共産党は、いがらし氏を支持しています。
つくば市では初めての市民・野党共闘による市長選となります。
現市長が進めた「総合運動公園」計画(総事業費305億円)は、昨年8月の住民投票で8割の反対で中止に追い込まれ、市長は市長選出馬を断念。
いがらし氏は元市議で、住民投票を求める市民団体の世話人として先頭に立ちました。
市長選は、市長後継で市議の飯岡宏之氏(54)=自民推薦=、元衆院議員の大泉博子氏(66)との3人のたたかい。
出陣式で、「市民無視の市政を市民第一の市政に変えたい」と力を込めたいがらし候補。
「市民は、保育所に入れない、学童が足りない、介護が大変と困っている。その一方で市政は国保税、介護保険料、下水道料金を値上げし、必要ない総合運動公園をつくろうとした」と現市政を批判し、教育・子育てへの集中投資、地元業者の育成などを掲げました。
同日告示の市議選に立候補し、いがらし氏と共闘する市議候補らも勢ぞろいし、ともに必勝を誓いました。
市長後継の飯岡氏の出陣式には、自民、公明の議員が応援に駆け付け、「つくばを共産市政にするわけにはいかない」(公明県議)と反共攻撃。
「総合運動公園ができれば国体のメイン競技場になる」(自民県議)と、市民が反対した計画にいまだに固執する姿勢を示しました。
大泉氏も総合運動公園問題で市長を批判せず、「スポーツ治療・リハビリセンターの誘致」を掲げました。

つくば市議選告示 ため込み財源暮らしに 滝口・橋本・山中候補

11月6日告示(13日投票)された茨城県つくば市議選(定数28)には38人が立ち、10人オーバーの多数激戦になりました。
立候補者の党派別内訳は日本共産党3、市民ネット4、公明3、民進1、新社会1、維新1、無所属25。
日本共産党の滝口隆一候補(68)、橋本けい子候補(62)=以上現=、勇退する現職からバトンを受けた山中まゆみ候補(38)=新=がそれぞれ、第一声をあげました。
このなかで3候補は、野党と市民が力を合わせた住民投票運動で、総事業費305億円もの巨費を投入する「総合運動公園」の建設計画を断念に追い込んだ意義を強調。
日本共産党が、子どもの医療費の中学校卒業までの拡大などに尽力してきたことを報告しました。
そのうえで、ためこんだ110億円の財源の活用を提起し、国保税の引き下げや高校卒業までの医療費無料化の実現など、くらし優先の市政への転換を訴えました。
3候補の応援にかけつけた塩川鉄也衆院議員は、市民のくらしを守る共産党議席のかけがえのない役割を力説。
「なんとしても3人を押し上げていただき、TPPや年金切り下げなどで、くらしを壊す安倍政権に『ノー』の審判を」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」 首都圏版 2016年11月8日付より転載。つくば市議選についてはこちらからご覧ください

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