革新懇 共闘の現状と課題学ぶ講演 茨城
「平和・民主・革新の日本をめざす茨城の会(茨城革新懇)」は10月16日、水戸市内で第36回総会を兼ねた講演会を開きました。
「『市民プラス野党』共闘の現状と課題」と題して、法政大学名誉教授の五十嵐仁氏が記念講演しました。
五十嵐氏は、今夏の参院選1人区で野党統一候補11人が勝利したことについて、「4野党と市民が力を合わせた結果。画期的だったのは野党共闘に共産党が入っていたことだ」と振り返り、戦争法に反対する国民各層と政党が連携した「総がかり」行動などが果たした積極的意義を明らかにしました。
憲法問題にふれた五十嵐氏は、国家間に横たわる問題を武力で解決できない現状を指摘し、「憲法9条が注目されている」と述べ、平和外交の大切さを強調。
ベトナム戦争やイラク戦争などの誤りを犯してきたアメリカに日本が追随する必要はないと訴えました。
次期総選挙について、「民進・共産の連携、それに対する市民の働きかけがカギを握っている」との考えを表明。
小選挙区での選挙協力の意義を強調し、自由で民主的な平和な国を次の世代に手渡そうと呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2016年10月19日付より転載)