百里基地での日米共同訓練の中止求める 共産党茨城県委員会など11団体

防衛省は9月7日~18日の間、航空自衛隊百里基地でタイプIIの日米共同訓練(戦闘機戦闘訓練)を行うと発表した問題で、日本共産党茨城県委員会や百里基地反対同盟、茨城県平和委員会、茨城県労動組合総連合など11団体の代表5名は9月4日、小美玉市にある自衛隊百里基地を訪問し、中谷元防衛大臣、百里基地司令の深沢英一郎氏に対し、内容の説明と訓練の中止を求めました。

百里基地前で日米共同訓練内容の説明と中止を求める11団体代表ら=9月4日、小美玉市

百里基地前で日米共同訓練内容の説明と中止を求める11団体代表ら(左)=9月4日、小美玉市


11団体代表の質問に対し、北関東防衛局の山田幸一企画部次長は、「夜間訓練はしない。あくまで海上訓練で陸上上空では行わない」、「米軍のAV-8B(Harrier)と自衛隊のF15、F4とがミサイル攻撃で対決する訓練を行う」、「輸送機はC-130だと思うが確認する」、「米軍に綱紀粛正を求める」、「もし事故があった場合は、地位協定で米軍が調査することになる」などと答えましたが、百里反対同盟の梅沢優さんは、「日米共同訓練の実施そのものがアジアに緊張をもたらす。訓練は中止すべき」と強く求めました。
共産党県委員会など11団体は、9月7日10時から訓練中止を求め、百里基地で抗議行動を行います。

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