「戦争をする道を許さない」 若者がグループ結成 茨城
「戦争法案」が参院で実質審議入りする中、茨城県内の若者や幼い子どもを持つ母親が、戦争法案に反対する団体「Sauda@ibr(そうだ あっと いばらき)」を12人で結成し、この代表者らが7月29日、茨城県庁で会見しました。
結成メンバーは、法律事務所や病院などで働く社会人と高校生で、“憲法9条の理念と平和をまもる ぼくらのミライのための民主的アクション”を英訳した単語の頭文字を並べ、団体名にしたといいます。
共同代表の一人、花山知宏さん(38)は、「国会前などで戦争法案に対する抗議活動を展開している学生グループ『SEALDs(シールズ)』に触発されたことに加え、衆院での強行採決への怒りが結成への原動力になった。戦争に行かせるために子どもを生んだのではない」と話しました。
共同代表の金子直美さん(27)は、「憲法をないがしろにする安倍首相のやり方が許せない。戦争は体験したくないし、子どもたちにも体験させたくない。殺したり、殺されたりする人を出したくない」と訴えました。
「Sauda@ibr」は、初めてのイベントを8月6日午後6時半から、JR水戸駅南口ペデストリアンデッキで開催。
原爆の悲惨さをつづった詩と絵本の朗読、写真パネルの展示や「NO WAR」のメッセージフラッグ作りなどを繰り広げる予定です。
今後は、短文投稿サイト「ツイッター」(@sauda2ibr)や「フェイスブック」などを使って活動への参加を呼び掛けるほか、デモや街頭でのアピールなど「自由な表現方法」で活動を広げ、「政党や団体の枠を超え、幅広く戦争法案に反対する人たちとも連帯し、大学生を中心にメンバーを増やしていきたい」としています。
問い合わせ=水戸翔合同法律事務所(電話 029-231-4555)