「安保法制を考える」討論会 学生・教職員ら100人 茨城大学
茨城大学の「有志の会」でつくる「安全保障法制に反対する茨城大学有志の会」は7月22日、「『安全保障法制を考える』茨城大学共同討論カフェ」を水戸市の茨城大学内で開きました。
学生や教職員、一般市民など約100人が参加。
衆院で強行採決された安保関連法案について、問題点を明らかにしながら語り合いました。
元県弁護士会長の安江祐氏が「法案のポイント」について説明し、「集団的自衛権の行使は従来の政府見解から逸脱し、憲法9条に違反する」と問題点を指摘。
憲法学者の田村武夫名誉教授も、「今回の法案が成立すれば、自衛隊の海外派遣の基本法となってしまう」と訴えました。
参加した女子学生からは、「これからも平和な時代を生きていきたい。このような法案は通してほしくない」と発言。
「有志の会」幹事の田中重博名誉教授は、「予想を超える参加者が集まったのは危ういと感じる人が多いということ。今後は学生たちとも連携して、法案反対の運動をさらに広げていきたい」と語りました。