「国会に憲法改正の早期実現を求める意見書」について

茨城県議会・第1回定例県議会で「国会に憲法改正の早期実現を求める意見書」が可決されました。
日本共産党の上野高志県議が総務委員会で行った反対討論を紹介します。
「戦争立法反対」「憲法守れ」の世論と運動を一層広げましょう。


請願への意見
(27年1号 国会に憲法改正の早期実現を求める意見書採択を求める請願)

この請願採択に反対の立場で発言します。
中国との間で尖閣諸島問題が、領土問題が生じています。
私たち日本共産党は、尖閣諸島は日本古来の領土という立場ですが、ここに書かれているように「一刻の猶予もない」から、憲法改定だという趣旨には反対です。
武力には武力を―では、真の平和はつくれないと思います。
東南アジアのASEANや、中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)などは、話し合いによる平和解決の道を模索しています。
現憲法の条文「国際紛争を解決する手段としての戦争、紛争は放棄する」という、憲法9条の立場にしっかり立つべきだと考えます。
なお、提出者が茨城「日本会議」の会長を務めていることについても一言申し述べます。
この「日本会議」という団体は、日本の侵略戦争は 「アジア解放のための正義の戦争だった」と美化する、靖国派の歴史観に立っている団体です。
天皇の元首化や、国防の義務を果たすべきと主張している団体であることを一言述べて、請願の採択に反対いたします。

以上

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