求人票 内容と勤務実態 違いただして 民青同盟と日本共産党がハローワーク水戸へ申し入れ

「週休2日」のはずが「連続10日勤務」も

「求人票では週休2日なのに、実際には雨が降らないと休めない」「必要なことを教えてくれないばかりか親方から給料ドロボウなどの暴言も」…ハローワークで紹介された造園関係の職場を2か月で辞めてしまった水戸市の青年からの相談をうけ、1月23日に日本民主青年同盟茨城県委員会の男性、日本共産党の江尻加那県議と稲葉修敏県青年・学生部長は、この青年とともにハローワーク水戸を訪ね、求人票の内容と勤務実態が違っていることへの是正指導を求めました。
話し合うと、往復3時間かかっても作業現場までの移動時間が労働時間に含まれていなかったことや、所定外労働の分に割増賃金が支払われていなかったことも明らかになりました。

「労基法違反なので指導対象になる」(所長)

対応した清水昌幸所長は、「労働基準法に違反しているから当然指導対象になる。事業主に話をし、結果は報告する」と約束してくれました。

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告発件数は増えている

ハローワーク水戸管内では、求人案内と勤務実態が違うという告発は、24年・25年度は年間50~60件だったが、26年度は3桁を超えて増えているとのこと。
その内容は、「試用期間のため賃金が低い」「諸手当があるのに条件が厳しくてつかない」「時間外労働の分が支払われない」などの賃金に関するものが多く、「休みが月に1日しかない」「休日出勤した分の賃金が割増にならない」など、労働時間や休日に関するものを加えると告発全体の半分を占めるということです。

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最初に雇用契約書で労働条件をきちんと確認するのが大事

雇用契約書で労働条件を明示していない場合が多く、勤める前に、きちんと文書で取り交わすことが大事です。

深刻な実態、声をあげて変えよう

ハローワークでは、つかんだ情報をもとに事業主側からも事情を聞き、必要な改善指導を行っています。
一人だけの問題ではないので、同じ職場の働く人たちと一緒に労働基準監督署に相談に行くのがいいとのアドバイスも。
ブラック企業を規制せよとの世論が大きくなり、厚労省も動き出そうとしています。
お困りの方は、お近くの日本共産党の支部、議員、事務所までご相談ください。
労働組合の相談センターにつながるフリーダイヤルもあります。
労働相談センター(無料)
0120-378-060(茨城労連)


青年お仕事・就職・求職活動アンケート
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