「12年の手紙」のたたかいに学ぶ 水戸で講演会
戦前の日本共産党への弾圧に対するたたかいを振り返る講演会「治安維持法と12年の手紙」が4月19日、水戸市で開かれました。
茨城県内各地から60人が参加し、会場は満員となりました。
講演会は、戦前の治安維持法とのたたかいの歴史を掘り起こし、風化させず、語り継ぐ運動として茨城県の治安維持法国賠同盟、革新懇、国民救援会、民青同盟の4団体が共催。
主催者を代表して久保田俊雄・国賠同盟県本部事務局長があいさつ。文芸評論家の奈良達雄氏が「宮本顕治・百合子12年の手紙に学ぶ」と題して講演しました。
奈良氏は、顕治の獄中記ともいうべき「手紙」の意義を解説するとともに、工夫を凝らした文章で検閲をくぐりぬけたことなどを紹介すると、会場からは笑いや驚嘆の声が上がりました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年4月26日付より転載)