東海第2原発は廃炉に 東海村長選 福田明氏が会見 来月3日告示
茨城県東海村長選(9月3日告示、8日投票)で、「東海村明るい民主県政をつくる会」と日本共産党茨城県北部地区委員会は8月28日、県庁内の記者クラブで会見し、党北部地区委員長の福田明氏(56)=新=を無所属候補として推薦すると発表しました。
東海村長選の投票日は、現在たたかわれている知事選と同じ9月8日。
会見した福田氏は、今期限りで引退する村上達也村長が掲げてきた「東海第2原発再稼働反対」「脱原発」の旗を引き継ぐ立場を繰り返し強調。
「福島の惨状をみれば、廃炉は地元村民と周辺自治体住民にたいする責務だ」とのべたうえで、医療・福祉充実の村づくりに全力をあげる決意を語りました。
すでに出馬表明している前副村長の山田修氏(52)が東海第2原発の再稼働問題で、「“真ん中”の位置で村民の意見を聞く」などと発言していることについて、福田氏は、「再稼働反対の立場ではない。原発推進派議員の支援も受けている」ときびしく指摘しました。
会見に同席した日本共産党の大名美恵子村議も、「山田氏の宣伝物には『原発』という文字がない。これが原子力発祥の地、東海村の村長選に出ようという人物なのか」「とても村上村長の後継者には値しない」と批判しました。
福田氏の略歴
北茨城市議22年。現在、日本共産党茨城県北部地区委員長。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2013年8月29日付より転載。詳しくは「明るい東海 2013年8月28日号」をご覧ください)