福島に思いはせ 原発ノー 東海第2の再稼働反対 水戸
官邸前行動に呼応したとりくみが2月15日、首都圏各地でも行われました。
「東海第2の再稼働反対」、「日本のどこにも原発いらない」─。
日本原電茨城総合事務所が入居する水戸市の県開発公社ビル前に約30人が集まり、夜空に唱和を響かせました。
東海第2原発を抱える東海村に隣接する那珂市に住む女性(55)はスピーチで、「福島にいる友人の2歳になる男の子はよちよち歩きのころ、外で遊びたかったはずなのに、原発事故の影響で家の中で過ごさざるをえなかった」と指摘。
放射性廃棄物について、「これまで何ともできなかったし、これからも何ともならない」と訴えました。
福島県いわき市の南隣、北茨城市から参加した男性(56)は、事故を起こした福島第1原発から放出され続けている放射性物質について、東電本店に説明を求めた経緯を紹介。
「東電側からは『はい。(報道の通り、放射性物質を)出させていただいております』『曲がりなりにも、ご迷惑をおかけしていることは事実でございます』などという回答があった。その言葉づかいには驚かされた」と語り、同社の体質をきびしく指弾しました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2013年2月17日付より転載。今後の予定については「脱原発ネットワーク茨城」のページ、「原電いばらき抗議アクション」のツイッターなどをご覧下さい。)