物価高から暮らし守れ 共産党茨城県委員会が県に予算要望書

日本共産党茨城県委員会(上野高志委員長)は11月20日、2025年度の予算編成をめぐり、大井川和彦知事宛てに「重点要望書」を提出しました。
江尻加那県議、高橋誠一郎氏(県政策委員長)、川井宏子氏(県医療福祉相談室長)、吉田翔氏(県若者・くらし相談室長)、千葉達夫氏(県青年学生部長)が同席し、岩下泰善副知事が対応しました。

岩下副知事(中央)に要望書を提出する千葉、川井、上野、(1人あけて)江尻、高橋、吉田の各氏(左から)=11月20日、水戸市

要望項目は、▽物価高騰対策▽ハラスメント防止対策▽医療・福祉・教育・子育て支援▽持続可能な農業政策の充実▽原発のない脱炭素社会の実現─など300項目です。

江尻氏は、物価高から暮らしを守る県の独自予算を求めました。高橋氏は、コメ不足で深刻になった米価問題について、価格保障と所得補償を要求。川井氏は、県のぜい弱な医療体制の充実を求めました。
吉田氏は、県立学校の授業料値上げ撤回を要望。千葉氏は、保護者の副食費の負担軽減や、保育士増員など手厚い保育や障がい児保育の充実を訴えました。

副知事は、「多岐にわたる要望をしっかりと受け止めていく。特に物価高への対応は賃上げなどを進めていく」と応じました。提出後には、市町村議員らも参加して、医療・水道問題、物価高騰対策などについても県執行部と意見交換しました。

(「しんぶん赤旗」2024年11月23日付より転載。要望書はこちらから

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