日印共同訓練やめよ 百里基地前で集会 茨城・小美玉

航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)で初となる日本とインド空軍による共同訓練が行われるのを受け、中止を求める集会が1月13日、百里基地前で取り組まれ、約70人の参加者が「百里基地の強化反対」と声をあげました。

主催は百里基地反対同盟など県内の平和・民主団体と、日本共産党、社民党、新社会党でつくる「百里基地反対連絡協議会」。

共同訓練は16~26日まで百里基地周辺の空域で実施。印空軍はスホーイ30戦闘機4機とC17輸送機2機、空自は百里基地所属のF2戦闘機4機と小松基地(石川県)所属のF15戦闘機4機などです。

反対同盟の梅沢優さん(73)は、安保3文書を閣議決定し、専守防衛を投げ捨てて戦争する国づくりを進める岸田文雄政権を批判。
「軍事では絶対に平和はつくれない。共同訓練の中止を求める」と力説し、県平和委員会の代表は、国民生活が苦しくなる下で軍拡が狙われているとし、「戦前も(国民の)貧困と戦争準備が同時に進められた。暮らしをつぶすのが軍拡だ」と述べました。

日本共産党の上野高志県委員長は、「訓練に厳重に抗議する。軍事で構えるのではなく、対話で平和をつくるべきだ」と呼びかけ。
参加者は「戦争する国づくりやめよ」とコールしました。

(「しんぶん赤旗」2023年1月14日付より転載)

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