茨城県議選 議席必ず 候補駆ける 水戸・つくば

江尻かな候補駆ける 給食無償化を贈り物に 水戸

大激戦となっている茨城県議選(12月11日投開票)で12月3日、日本共産党の現職、江尻かな候補(水戸市・城里町、定数6)は水戸市内を駆け巡り、「物価高やコロナで大変なときこそ子育て支援を広げよう」、「東海第2原発の再稼働反対をぶれずに貫きたい」と力を込めました。

江尻候補は、生活者の視点で県の税金の使い方を厳しくチェックしてきた共産党の役割を強調。
暮らしの悲鳴が上がる中、水道料金や国保税など自治体で決められる税負担を引き下げられるよう県に引き続き求めたいと力説し、「全国8位の財政力を生かし、県民生活を支援する県政に変える」、「おかしいことにはおかしいと反対を貫く共産党の議席を今度も勝ち抜かせてほしい」と訴えました。

また、来年から始まる自治体も含めて市町村独自の学校給食無償化が県内9つの自治体にまで広がっていると指摘。
「自治体の頑張りに知事が無償化を決断して応えるべきだ。おいしくて安全、無料の学校給食を子どもたちにプレゼントしよう」と訴えると、聴衆から拍手が起こりました。

訴えに駆け付けた市内の男性(62)は、「多くの人が節約と苦しい生活実態を強いられている。県民が困らない県政へ、江尻さんならしっかり役割を果たしてくれると思う」と期待を語りました。

山中たい子候補訴え 市内に新たな県立高を 二見氏が応援 つくば

11日投票の茨城県議選で、現職で5期目をめざす山中たい子候補(つくば市、定数5)に市民の願いが寄せられています。3日には、二見伸明・元公明党副委員長が応援の演説をしました。

二見氏は自身の戦争経験にふれ、「戦争にまっしぐらに進む自公政権を代え、戦争の心配のない政治にしたい。山中さんは住みよい町づくりの専門家。新しい日本をつくるためご支援を」と訴えました。

山中氏は演説で、平和憲法を守り生かすと主張。原発マネーを受け取らない共産党だから「東海第2原発再稼働ストップと言える」と力を込めました。

県の毎年の世論調査では、医療と福祉の充実、子育て支援が上位の要望であることを挙げ「全国8位の県財政力でこの願いを実現しよう」と話しました。

財政の0.8%を使い、▽給食費▽18歳までの医療費▽子どもの国保料―の三つをゼロにすると提案。人口が増えるつくば市で、6人に1人しか市内の県立高校に入れない現状を変え、「市内に新たな県立高を」と訴えました。

新興住宅地の公園では、6歳の子どもが手を振ってくれました。
山中氏が「近くに新しく小学校ができてよかった」と話すと、母親が「そうだけど中学は近くにないから心配。(県立)高校は絶対つくってほしい」と要望しました。

茨城県議選 地元の葉梨法相辞任(取手市区) 逆風自民が引き締め

自民党に対する激しい逆風を肌で感じている―。茨城県議選取手市選挙区(定数2)の自民現職の中村おさむ候補の出陣式では、陣営を引き締める発言が相次ぎました。
「法相は死刑のはんこを押す地味な役職」との発言で辞任した葉梨康弘前法相(自民)の地元。自民現職2人に日本共産党の佐野太一候補が挑みます。

中村氏の後援会会長は、内閣支持率の低さにふれ、「中村県会(議員)の親分であります葉梨先生も法務大臣をこけてしまいました」、「本当に悔しい思いでいる」と発言。「中村県会の選挙にも影響あるかと思います」としつつトップ当選をめざすと話しました。

逆風にさらされる選挙、3人のうち手を少しでも抜いた候補が負けるなどの発言が相次ぎ、集まった数百人を引き締めました。

(「しんぶん赤旗」2022年12月4日付より転載)

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