空自百里基地 共同訓練「アジアの脅威」 中止求め抗議行動 茨城・小美玉
航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)で日米共同訓練が実施されるのを受け、11月9日、訓練の中止を求める抗議行動が百里基地前で取り組まれ、約50人が「日本を戦争する国にさせない」「基地強化を許すな」とシュプレヒコールをあげました。
百里基地反対同盟や県平和委員会、農民運動茨城県連合会などの平和・民主団体と日本共産党、社民党、新社会党で構成する百里基地反対連絡協議会が主催。
防衛省の発表によると、訓練は米軍三沢基地(青森県)との共同で、三沢基地所属のF16戦闘機12機、百里基地所属のF2戦闘機8機で戦闘訓練を実施。10~18日の日程で行われます。
百里基地反対同盟の梅沢優さんは、「訓練は北東アジアから見れば脅威そのものだ。基地のある地元も危険な状態に置かれ、到底許されない」と強調。
「軍事対軍事では対立をあおるだけ」などと平和団体のリレートークが続き、共産党の田谷武夫県副委員長が、「憲法9条を生かした平和外交こそ日本が進むべき道だ」と訴えました。
百里基地では、先月27日夜から翌日未明にかけてF2戦闘機の昼夜連続飛行訓練が初めて行われ、地域住民の安全とともに訓練の常態化による基地強化への懸念が広がっています。
(「しんぶん赤旗」2022年11月10日付より転載)