“脱プラ”参加しよう 茨城県母親大会開く つくば

茨城県つくば市で6月5日、第61回県母親大会が開かれ、約400人(主催者発表)が参加しました。

海洋生態などに悪影響を及ぼすとされる微細なプラスチックごみ(マイクロプラスチック)について、東京農工大の高田秀重教授(環境化学)が講演。
衣類の洗濯や食器用スポンジの使用など、身近な生活から川や海に排出されていると指摘。海洋上に30万トンものマイクロプラスチックが浮遊し、レジ袋や不織布マスクを海洋生物が取り込んでいる事例を紹介しました。

プラスチックの生産・消費を減らすため、「地産地消など自然のサイクルにあった生活やマイボトルを活用するなど、“脱プラ”の動きに参加してほしい」と呼びかけました。

「茨城からの発信」では、県内各地の運動に参加する市民がアピール。
東海第2原発の廃炉や、県が日立市を候補地とする新産廃処分場の整備撤回を求めました。

持続可能な開発目標(SDGs)を広めようと、カルタを作成した県立竹園高校(つくば市)の生徒が登壇し、「美しい地球を守り続けることが私たちの使命だ」と訴えました。

(「しんぶん赤旗」2022年6月8日付より転載)

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