参院選挑む共産党県委員長に聞く綱領を語り必ず躍進茨城・上野高志氏

2022年4月16日

参院選で茨城県党は比例11万票、得票率10%以上をめざし、全国で比例5議席を必ず勝ち取るために奮闘します。

茨城選挙区（改選数2）で立候補を表明しているのは、現時点で日本共産党の大内くみ子県副委員長を含め、2人です。自民・立民の現職は不出馬を表明し、自民は新人で水戸市・城里町選出の県議（54）の擁立を決めています。

共感寄せられ

大内氏は、1月の立候補表明以降、300回を超える街頭宣伝を行っています。ロシアによるウクライナへの侵略を批判し、コロナ対策や「やさしく強い経済」の実現をていねいに訴え、有権者から「私も戦争だけは絶対にしてはいけないと思う」など、共感の声が寄せられています。

党の宣伝カーを追いかけてきたり、県党が呼びかけたウクライナ支援募金は1か月で約300万円が寄せられました。
目の前で侵略戦争が行われているもとで、「自分も何かしたい」と中高生からの募金も多かったのが特徴です。

物価高騰も市民生活を直撃しています。
年金も減らされ、大変な暮らしを強いられる中、つくば市党が取り組んだ市民アンケートでは、「食費を削っている」、「電気代を節約している」など痛切な声が届いています。

3月議会が開かれる中で、1月活動に比べ対話数は1.5倍、「担い手広げ」の働きかけは2.8倍と、参院選モードが広がっています。
声の宣伝は4.5倍に達し、議会中でも支部がハンドマイク隊を出して奮闘しています。

龍ケ崎市の龍ケ崎ニュータウン支部は毎週、3隊のハンドマイク隊全員がマイクを握り、訴えています。

「折り入って作戦」でも、「はてな」リーフや憲法署名を全国の友人100人に送り、ウクライナ支援募金が寄せられるなど、党員の頑張りの背景に、「党創立100周年の参院選で、絶対に党躍進を勝ち取る」との強い思いがあると感じています。

4月7日の都道府県委員長会議では、「日本共産党の基本姿勢が問われている」として、「受動的に情勢に対していては勝つことはできない。攻勢的に対すれば勝機をつかめる」との命題が示されました。

ウクライナの情勢を受け、党内や支持者、「赤旗」読者からも、「自衛隊は命を守ってくれている。憲法違反はおかしい」、「もし日本が攻められたらどうするのか」などの意見が相次いでいます。

「はてな」リーフを有効活用するなど党の立場を学習するとともに、参院選は綱領を語り広げるたたかいに位置づけて、必ず勝利するために全力を尽くす決意です。

（茨城県・高橋誠一郎）

（「しんぶん赤旗」2022年4月16日付より転載）