産廃処分場建設やめて 茨城・日立市長に署名提出

茨城県が日立市に計画する公共関与型の「産業廃棄物最終処分場」の整備をめぐり、「県産業廃棄物最終処分場建設に反対する連絡会」(荒川照明代表)は3月4日、小川春樹市長あてに建設中止を求める署名4,700人分(第2次)を提出しました。
日本共産党の千葉達夫市議が同席。署名は、第1次分と合わせて1万2700人分に達しました。

県は、諏訪町の太平田鉱山跡地を候補地に選定し、搬入ルートとして住宅団地の周辺に道路を整備する方針。

市の担当者に第2次分の署名を提出する荒川代表

市の担当者(左)に第2次分の署名を提出する荒川代表(中央左)と連絡会のメンバー=3月4日、日立市

参加者は、市として小学校区単位の説明会を開催することなどを求める「申し入れ書」も提出。
生活や自然環境への影響、国道6号の渋滞問題などを指摘し、計画撤回を迫りました。

市の担当者は、「住民の声として受け取った」と応じました。

連絡会の荒川代表は、「説明会の回数も不十分だ。そもそも処分場を造ること自体が問題だということを強調していきたい」と話しています。

(「しんぶん赤旗」2021年3月9日付より転載)

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